季節感はどこへいった?

チョイ悪亭HENTAI紳士ホリケンです!

体育会に属したことのない私が印象に残るのは大学時代の落語研究会の合宿です。

普段の活動は、自分たちの噺の練習、そしてその発表の場である寄席、

プロの落語家さんの噺の鑑賞(当時はカセットテープ)、

プロの落語家さんを招いての落語会の企画・集客、

などなど。結構多忙でした。

その中で夏の終わりに行う合宿は数少ない息抜きの場でした。

部員で夜行列車に乗り、岡山経由で小豆島にも行きました。

貧乏旅行だったけど楽しかったな~!

落研の合宿なので噺の練習会もあります。

10月に大学祭寄席があるので、その時の噺を初めてみんなの前で披露するのです。

そのために夏休みに密かに練習をします。

各自が噺始めると、

「ほ~、その噺をするんだ!」

とみんなが軽くどよめきます。

噺選びにその人の個性が出るんですね。

30分近い噺をすると、

「おっ、トリや中トリ(トリの次に大切な順番)を狙ってるな」

と思われるのです。

ある時、2年後輩が噺を始めた時に、みんなの目がテンになりました。

一席終えた彼に向かいみんなが口を揃えて言ったのは、

「おまえには季節感はないんか?」

彼が噺た演目は「長屋の花見」。

3月から4月の桜の季節の噺です。

先ほども書きましたが、大学祭があるのは10月。

季節に関係ない噺ならともかく、明らかに春の噺。

彼の芸名が「春助」だから春の噺がしたかったのか?

とにかく、「長屋の花見」は即却下。

代わりに春助くんが何の噺をしたかは覚えてませんが、

秋に「長屋の花見」を演ろうとした季節感の無い男として

代々語り継がれるのでした。

めでたしめでたし。

野菜や魚を薄いたっぷりの出汁で煮たもの。

それは、煮びたし煮びたし。

お後がよろしいようで~

 

 

 

 

 

 

 

 

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