永吉博貴ヒストリー

zeroに関わるまでの人生


わたしは、重機販売会社で働いている父と、専業主婦の母の間に生まれ、8歳上の姉と5歳上の兄がいて、末っ子として育ちました。
母の後ろをじっと付いて行く子供で、社交的な兄とは対照的に、私は人見知りで、よく母から「お兄ちゃんと性格を足して2で割ればちょうどいいね」と言われていました。
常に母の顔色をうかがっていて、姉や兄が何をしたら怒られるか、褒められるかをじっと観察していました。小学校低学年のときに、兄と一緒に黒ひげ危機一髪(樽にプラスチックの剣を指して、黒ひげが飛びたしたら負け)という遊びをしていて、じゃれている時にプラスチックの剣で兄の顔を引っ掻いて怪我をさせてしまったことがありました。兄は当然怒り、私は怖くて泣いてしまったのですが、そんな私を見て、母が兄を怒りました。兄はとても不服そうでした。「自分が悪いのに、兄を傷つけてしまった。」自分が感情を我慢すれば、兄は傷つかない。感情をだすと人を傷つけてしまう、と思いました。この時を境に感情をだすのを止めたように思います。今ふりかえると、私の冷めている感じはここからきたようです。

小、中とクラスで目立つ存在ではありませんでしたが、ボソッという一言や毒舌にみんなが面白がってくれ、友達は少なくありませんでした。
高校は地元の武蔵台高校に進学しました。そのときから、将来、どう生きていって良いかわからず漠然と不安でした。両親からは公務員になれといわれ、安定が正解だと言われていました。無感覚だった僕は、将来やりたいことが見つかりませんでした。だからなんとなく、大学受験の勉強をがんばって、現役で西南学院大学に合格し、進学しました。

大学にいっても、授業に行くか、バイトばかりしていました。バイト先でイベント団体を運営している方に出会いました。そして、自分もやってみたい!と思いました。家とバイトの往復がつまらず、何か新しいことをやってみたかったのです。

大学で特にやりことを見つけることができず、100社以上の会社の就職説明に参加しましたが、やりたい仕事とは出会えませんでした。それなら給料がよく、転勤がないという理由で、地元福岡の不動産会社に就職しました。

仕事内容はクレーム対応で、「これをずっと社会人で続けるのか?だけどこうやって我慢して生きるのが社会人だ。。」とどこか諦めていました。とりあえず2、3年は仕事をやろうと思っていました。

zeroとの出会い

会社に勤め始めて2年目に、大学の時から続けていた社会人と学生を繋ぐ活動をしている団体のイベントにzeroメンバーが遊びにきてくれました。その時にビックイベントである”お話見祭り”(平成27年3月21日)に誘ってもらいました。参加者が100名以上いて、「なぜそんなに人が集まるのだろう?」と不思議に思い、その秘密を探りにいきました。

イベントに行ってみると、冒頭にzeroメンバーによる劇があったのですが、全く意味がわからないものの、zeroメンバーの衣装が奇抜で印象的だったこと、そしてメンバーが全力でバカをやってることに単純に「すごいな。」と思いました。

私は極力目立たないように大人ぶって生きて来たので、大人なのに本気でみんなでバカをやって熱くなれるのが、羨ましいと思いました。

zero入り(zeroに入ろうと思ったきっかけ)


そこからNCGメンバーが通っている対話のプログラムに行くようになりました。一番の理由は人生の仕事を見つけたかったからです。
zeroメンバーと会話していくうちに、あんなすごいイベントをしているzeroメンバーの存在が近いものになって、親近感が湧いてきました。
宏明さん(人生保守党代表ベビーフェイス)が自分に共感してくれたのも大きかったです。僕は俯瞰癖があって、何をするでも本気で熱くなれない自分がいました。宏明さんも以前は同じだったようで「実の弟よりも似ている!」と言ってもらい、自分を理解してくれる人に出会えて嬉しかったです。そんな宏明さんや、吉冨さん(純粋な浮気者トミー)が楽しそうにはじけて生きていて、「自分もイエスマンをやめて人生はじけたい!」と感じました。
そんな中、2017年3月に仕事をやめ、4月の対話のプログラムの後に松田理事長から、「いつzeroに入るの?」と突然聞かれ、zero入りを考え出すようになりました。確かにこのまま転職をしても、また同じような壁を感じて進化しないだろう、と思っていたので、zeroメンバーになりたいという気持ちもありましたが、毎日のFacebookの顔出し投稿が嫌で渋っていました。そこで吉冨(浮気者トミー)さんに相談したら、zeroメンバーの数名と対話する時間をいただき、不安を聞いてもらったり、zero活動を通してのみなさんシェアを聞かせていただき、メンバーの皆さんに後押しされる形でzero入りを決意しました。

zeroに入ってかわったこと

自分から発信するようになりました。前まではこんな人生経験がない自分が人に発信できることなんてないと思っていましたが、zeroに入って、facebookで毎日投稿するうちに、投稿をみて下さる方から「面白い」や「良いこと書いているね」と言っていただき、自分でもメッセージできることがあるんだと思いました。
また、前よりも自然に笑えるようになったことも、zeroに入って変わったことです。人のまえで笑ったり、泣いたり、感情を見せるのが、嫌でした。というのも、人前で感情をだすことはみっともないことだと思っていました。しかし、本当は感情を出したかったのです。私がzeroのメンバーに憧れたのは、みんなが感情をオープンにして本気で笑ったり泣いたりしていたからかもしれません。

また、昔はとにかく目立たないように息を潜めて生きていて、人前に立つことを避けていましたが、zeroに入ってからは自分が発現することで誰かの役に立てるかもしれない!という想いで、自ら手を挙げて人前で話せるようになったことも大きな変化です。
恥ずかしさを乗り越えて、人のために行動することが出来るようになりました。

ニックネームのわけ

私のニックネームは「高身長低姿勢のかしこまり王子ナガヨシ」です。身長が180以上あって、「高身長」と付けられました。かしこまりは、いつも人前でリラックスすることができず、常に周りの空気を読んでいたり人の気持ちを探ったりしているので、その結果、人との距離が近づかないことから、「かしこまり」と付けられました。正直、王子と言われのは恥ずかしいですが、気に入っています。「かしこまり」は脱却したいなと思います。

 

 

今後の目標

本音を話せず孤独を感じている人に対して、対話することで、人の目を気にして見えなくなってしまった本当の自分と出会う嬉しさを伝えていきたいです。
私もzeroに出会う前は、家と会社の往復でほとんど人に会うことがなく、常に諦めや不安を抱えていました。人生の話をする相手もいなかったので常に孤独感を抱え、人生の楽しみを見出すことができなかったのです。
今、同じように感じている方に出会って、zeroのイベントで共に楽しい時間を共有し対話の楽しさを体験してもらいたいです。

もう一つは、仕事で独立することです。私はもともと安定志向で、前職も安定した会社に勤めていました。しかし、自分の意思で生きるということと独立は一緒だとzeroに入って感じました。
不動産関係の仕事で独立したいと考えていて、ルームシェアやお年寄りの見守りサービスに興味を持っています。
ぜひこんな永吉と友達になって下さい。よろしくお願いします。