野村俊彰ヒストリー

zeroに出会うまでの自分の人生

野村家は、父と母、兄弟は4人で、私は長男です。下に弟が2人、妹が1人います。
父は大工で、母はその手伝いで事務員をしており、共働きでした。そのため、炊事洗濯などを兄弟だけでする事が多かったのを覚えています。
私の中で父の存在はとても大きく、家の中では自分絶対の考えを持つ人で、更に人の話を全く聞かないという頑固者でもありました。
私の進路や習い事に関しても私の話は聞かず、全てを決められていました。高校卒業後の進路について話した時も、私は子供が好きだったので「保育士になりたい!」と言っても、「お前には無理だ!」と言われ、製造系の工場の仕事を紹介されて就職することに・・・。
こういう事が積み重なり、自分の中で、人に対して「どうせ受け入れてもらえない」と思うようになりました。年を重ねる毎にひねくれてしまい、親と話をしようとすると喧嘩になる、の繰り返しでした。

大人になって、異性との人間関係もなかなかうまくいきませんでした。
初めてお付き合いをした彼女に、一度ひどいことを言ってしまい、それに対し彼女が怒って別れ話を出されてからは、彼女に本音を言えなくなってしまいました。「嫌われたくない!別れたくない!」という一心で、彼女が何を言っても受け入れていました。彼女の言いなりになっているうちにどんどん二人の関係性がうまくいかなくなっていったのです。今思えば、彼女が本当は何を望んでいて、自分に何を伝えたかったのか?全然わからないまま、彼女の言う通りに行動しながらも「わかってもらえない…」と感じていたなぁと思います。

zeroとの出会い

そんな時に、彼女が、対話のプログラムに関わり、「一緒に行ってみないか?」と誘ってくれました。僕は最初は行きたくない、と断りました。内容もわからないし、怪しい、と思っていたのです。それを伝えると彼女は怒ってしまったのですが、その時彼女としては「二人の関係性をもっと良くしたい!話し合えるようになりたい!」と思ってくれていたのだと思います。
半信半疑でしたが、彼女に嫌われたくなかったので、仕方なく行ってみる事にしましたが、最初は全然対話というものが分かりませんでした。その時自分の中にあったのは、「もっと彼女と仲良くなりたい!」という想いばかりで、自分のどこが未熟なのか?自分がどんな風になれば人間関係を変えていけるのか?などを探求するところにはいなかったので、結局自分を変えられないまま、彼女ともうまくいかず別れることになってしまいました。恋愛関係は終わりましたが、一緒に対話、人間関係を学び合う仲間として新たな関係性を築くことになりました。

それから少し時が経ち、仲間たちとも少しずつ仲良くなり始めた頃、NCGzeroの前身にあたるダイアローグカフェというのをやろうという話があり、私も「もっと友達が欲しい」と思っていたので賛成しました。それがこのNCGzeroとの出会いでした。

zeroメンバーに

最初の頃のzeroは、劇をしたり、列車を貸し切ってイベントをしたり、私にとっては初体験ばかりでした。その中でも特に印象深いのが、ポンプラザでのイベントで、好きだった彼女との劇でした。劇の内容は、4人でチームを作り、みんなが実際に見た夢を劇にして演じるというものでした。彼女は部長、私は課長という立場で、思いきりバカになって楽しく演じたのはとても良い思い出です。

zeroメンバーになり、イベント運営を楽しんでいた反面、人が怖くて、中々話せない事も多く、悩んだ時期もたくさんありました。父との関係性から、人に否定されるんじゃないか?と思うと、素直に本音を言えないことが多かったので、zero活動をする中でたくさんの人と関わり、自分の恐れが顕著に見えてきました。zeroは話して出会う団体です。しかし話せない、人が怖い、自分はここではやっていけない、と一度zeroを辞めてしまいました。

その後、zeroを辞めたものの対話のプログラムには通い続けていました。「もっと人と話せるようになりたい!」と思っていたからです。対話のプログラムでたくさんの人たちと出会い話をしました。その中でどんどん「人って怖くないんだ。」と思えるようになってきました。相手の悩みを聞いているうちに、自分と同じ悩みを抱えている人に出会い、「自分とそっくりなんだなぁ、もっと仲良くなりたい!」と思えるようになってきました。そして、最近になってもう一度zeroメンバーに復帰しました。2度目のチャレンジです!

zeroに入って変わった事

私の中で一番変わったのは、人が怖くて、受け入れてもらえないと、「どうしよう?!」と戸惑ってしまい、人となかなか人間関係をつくれない事に気づけた事でした。私は自分の考え方が絶対で、いろんな人の意見を聞き入れない性格でした。それによってたくさん人間関係を崩してきました。でもzeroに入り、たくさんの人たちと関わりながら活動する中で、いろんな人を理解できるようになってきました。「とにかく話を100%聞こう!」と決めて、少しづつですが、人の意見を受け入れることができるようになってきたのです。そのうち自分と周りの人との関係が良い方向に変わり始めました。

また、もともとは好き嫌いがはっきりしていて、好きな人はとことん大切にするけれど、嫌いな人には怒りが湧いたり、興味なく無関心でした。それが和らいで、「どんな人とでもまずは仲良くなろう!」と人と関わることが出来るようになったのは大きな変化でした。

とても怒りっぽかった私でも、仲間たちは諦めずに対話をしてくれたり、時には厳しい事も言ってくれたおかげで、今があると感じます。

ニックネームのわけ

私のニックネームは、「実用的暴れん坊少年としあき」です。「実用的」と言われるのは、とにかく私は頼まれごとをされると何でも受けてしまい、水道の修理から、引っ越し、壁の穴補修、自転車のパンク修理など・・・いつの間にか出来るようになっていました。みんなの便利屋さんのようなことをするのが多いのです。

また、「暴れん坊」は、私に怒りの部分があるからです。私は父と同じで、「わかってくれない」と思うと、すぐ怒ってしまい、手がつけられなくなります。まるで瞬間湯沸かし器!と言われた事もありました。例えば、電話をしていて、なかなか自分の思いが伝わらない、相手にわかってもらえない!と思うと、それが上司であろうと大切な人であろうと、怒って電話を切ってしまったり・・・。またある時は、仕事中に思い通りにいかないことがあった時に怒って帰ってしまったこともありました。
「少年」と付いているのは、すぐ怒る子供っぽさもですが、加えて童顔だからだと思います。

 

今後の目標

私は、子供が大好きです。なぜかというと、子供はとにかく無邪気で素直です。そこにものすごく大きな可能を感じるからです。また、今思えば父と母が小さい時にとにかく可愛がってたくさん愛情をくれたことが、私の子供好きのきっかけだなぁと感じます。ですので、zeroのメンバーで子供達に色んな事を教えたり、一緒に体験が出来る、そんなイベントや活動をやってみたいと考えています!
また、異性のパートナーと社会に対する事業をやりたいですね。