吉冨俊ヒストリー

zeroに出会うまでの自分の人生

一番強く覚えているのは学校という仕組みに馴染まない子だったことですね。小学校まではそうではなかったんですが、中学校あたりから先生に対して違和感を感じるようになりました。 特に高校の時の担任には反発していましたね。髪の毛の長さなど風紀に厳しい先生でしたが、ある時その先生に「何で教師になったのか?」と聞いたことがありました。すると「別に教師になんかなりたくなかった。他にやりたいことはあったが、定年までの安定を思って教師になった。」と言われました。ああ、大人はこうやって本音と建前を使い分けるんだと思いました。そんなこともあって登校拒否になりました。

進路を考えた時、父が医者だったので医者を目指すことも考えましたが、小さい頃からピアノを弾くことが大好きだったので音楽の道を目指すことにしました。音大合格を目指して日々ピアノの練習に励んだものの、音大には落ちて私立大学の法学部に通うことになりました。大学にはほとんど行かずに夜はクラブに通いDJをして昼は寝ている、という学生時代を過ごしていました。大学3年生の時に、周りがどんどん就職活動をし出したころ、どんどん焦りだしました。ずっと登校拒否で過ごしてきた学生時代。今から社会に出なければならない。でも自信がない。と悩んだ結果、そうだ!資格を取れば就職しなくて済む!と司法書士になることを決めました。それから5年間の勉強生活を経て試験に合格。25歳の時でした。

それから社会に出たものの、周りと合わせるのが苦痛で苦痛で、自分は社会不適合者じゃないかとずいぶん悩みました。 酒に溺れて鬱っぽくなり薬に頼る時もありました。なんのために働いているのか?わからなくなっていました。

ZEROとの出会い

私は、社会人になってすぐに長年お付き合いしていた彼女と結婚をしていました。社会に出てボロボロになっていた頃、義理の父に誘われて、NCG(ナガイ・コミュニケーション・グループ)のプログラムに行きました。最初は、人がたくさんいるところなんて行きたくない!と抵抗していましたが、熱心に勧められていやいや足を運んだのです。行ってみて驚きました!今までの世間の常識と思っていたものが壊れて新鮮でした。 世間では本音なんて言うもんじゃない、社会で生きるためには上手にウソをつくことが大切だと教えられたんですが、ここは違いました。 ウソがなく、みんなが本音で話しているんです。社会人になっても、話して友達になるって本当にあるんだと、新しい喜びを感じました。 ちょうどその頃、勤務先での人間関係に疑問を感じていました。NCGで人との関わりやダイアローグ(対話)を学ぶ中で、自分が仕事を通して何を伝えたいのだろうか?と本気で考えるようになった。世の中の問題の根本は人と人が話し合えないことから生じている。法律では人は出会えないんだ!と気付いた時、ダイアローグで仕事をしていこうと思い立ちました。勤めていた職場を辞めて、自分で司法書士事務所を立ち上げることにしました。「対話があれば法律はいらない!」というキャッチコピーを掲げ、何よりも対話を大切にした仕事の仕方をするようになり、仕事も楽しくなってきました。もしNCGと関わってなかったら今頃どうなっていたかと思うとゾッとしますね。

 

zeroを立ち上げようと思った理由


学生時代と社会人の経験、そして前身のイベントに参加して自分の未来に希望が出た経験から「人と人が出会う場が創りたい!」と思ったんです。自分のように今の社会に生きにくさを感じてる人は多いはず。そんな人たちに何でも話せる友達を作る楽しさを感じてもらいたいと思いました。 松田幸和子さんや藤川真一さん達の仲間の存在も大きかったですね。 「朝コン列車」「クリスマス・トレイン」などで注目を浴びつつあったので、zeroをNPO法人化して社会的スタンスを公にしようと思いました。法人化するのは、司法書士の私の役目でした。

 

zeroで変わった事


毎日が人との出会いの連続なので、自分のことでくよくよ悩むことがなくなりました。以前は人と会うのが怖くて仕方なかったのですが、自分を捨てて人のため!と思うと自然にその怖さは無くなってきました。以前は朝起きた時に憂鬱で仕方ありませんでした。毎日が地獄の日々でした。zeroに関わるようになって、今日はどんな面白いことがあるかな?どんな人と出会っていこう?とワクワクするようになり、人生がどんどん楽しくなってきたのです。苦しかった人生が楽しい人生に変わったのはzeroのおかげです。イベントでお会いする方たちに、昔は鬱でひきこもっていたことを伝えると「信じられない!」と口々に言われるほど変わりました。

それと一番変わって嬉しかったのは、小さい時の夢がどんどん実現したことですね。 本を出す・脚本を書く・映画を作る・俳優になる・ラジオに出る・オカマになるなど、気が付いてみればやってしまったという驚きの感覚です。 これも自分一人で出来ることでなく、みんなで活動しているうちに自然と実現したという感じです。

ニックネームのわけ

「純粋な浮気者トミー」なんですが、「純粋」と「浮気」という一見反対の言葉が含まれていることに違和感がありましたね。変えてほしいと言いましたが見事に却下されました。 でも今ではとっても気にいってます。「浮気」ってある意味「博愛」じゃないかと思います。一人に限定しない。どんな人でも愛するしどんな人からも愛される。高尚じゃないけれど人間臭い名前でピッタリだと思っています。ちなみにバツイチですが、浮気が原因で離婚したわけではありませんので誤解のないように。

 

 

今後の目標


何といってもzeroメンバー100名の達成です。世間では変な集団だと思われているかもしれませんが、100名いれば無視できなくなると思うんです。馬鹿も100名集まれば影響力は出てきます。 そして、zero村を作りたいですね。

また、zerokidsを増やして「話さなきゃ始まらない」を次世代につなげていきたいです。少子化対策にもなります。その第一号として立場をとり再婚しました。大きな社会実験だと思ってます!(笑)